Fedora16 にアップ・グレイドしたものの、ヴィデオ・ドライヴァのせいか Gnome3 (Gnomeシェル)が動かない。
クラシックGnome+Compiz(フォールバック・モード)で動作させることはできるが、Gnome2と同じわけではなく、Gnome2とGnome3の中間みたいで、メニューへのアクセスなど、非常に使い勝手が悪い。まさに中途半端。
さてどうしたものか。というのが前回までのお話。
Gnomeをいろいろいじくるのはめんどくさいし、根性がないので、KDEに転向を試みてみた。
これがまためんどくさい。
それでもカスタマイズしてそれなりに使いやすい環境にしてみたが、どうにもなじめない。
体質的なものだろうか、昔からKDEはしっくりこないのだ。
しかも、KDEでGTK+アプリケイションを使用すると小文字eが大文字Cに文字化けするという意味不明現象が起こることがあり、BeatlesがBCatlCsになったりする。なんの暗号か。回避方法もわからない。
やっぱりGnomeに戻ろうかと調べていたら、Gnome3 環境でも Gnome2的にデスクトップを表示させたり、右クリックでメニューを表示させたりが可能とわかる。
gnome-tweak-tool というのをインストールすればよいのだ。
ちゃんとドキュメントに目を通してないから悪いのだ。
http://docs.fedoraproject.org/……Users.html
そんでもって、いま使ってるグラフィック・ボードでもNVIDIAの最新公式ドライヴァならGnome3が動くらしいとわかったので、試してみる。
http://www.nvidia.com/object/l……river.html
rpmfusion版のドライヴァkmod-nvidiaでもGnome3は動かなかったが、本家版では動いた。
カーネルによってはドライヴァのインストールすらできないこともあるが、最新カーネルではうまくいく。インストール後に nvidia-xconfig で xorg.cong を生成してやるとよいようだ。
Deviceセクションはこんな感じ。
Section "Device"
Identifier "Device0"
Driver "nvidia"
VendorName "NVIDIA Corporation"
Gnome3に関してはあまりよい評判はきかないし、デフォルトではMac並みに自由度が低いのはいただけない。
ただ、超シンプルなデスクトップやAndroidみたいなユーザ・インタフェイスは嫌いではない。むしろ好き。
前回のGTKアプリケイションでAtokが使えない問題は、KDE系の代替アプリケイションを使用するという消極的な方法で回避した。
GnomeでQtアプリケイションを使用した場合、KDEでのフォント設定が反映されず、とってもひどい見栄えになるのでイヤだったのだが、解決方法がわかった。ターミナルから qtconfig-qt4 を起動して設定するといいらしい。
http://blog.goo.ne.jp/gleaning……71c47e3853
Gnome3で見た目が激変したけれど、ブートローダもGrub2になって設定方法が大きく変わった。これはユーザ・インタフェイスとしては改悪じゃないかなあ。
/etc/default/grub や /etc/grub.d/ 以下のファイルをいじくって、このコマンドで設定を反映させるらしい。
grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
とにかくこれで環境はなんとか整ったので、しばらくは Gnome3 でいってみたい。
01/21追記
「KDEでGTK+アプリケイションを使用すると小文字eが大文字Cに文字化けする」問題だが、Gnome3でも「PがNが化ける」問題が発生した。
原因はフォントのようで、パスが通っていてちゃんと使えているのだが、モトヤやmplusなど一部のフォントをシステムのデフォルトとして設定すると、上記の不具合が発生するようだ。
なので、いまはあまり好きではないがVLフォントを使用している。
2011年1月29日(Saturday) 2:15:48
2011年1月28日(Friday) 23:32:56
2010年11月6日(Saturday) 21:44:50
2010年11月6日(Saturday) 12:03:24