2021年4月28日・29日に大阪・フェスティバルホールで開催され、中継も行われた「24曼荼羅(不死MANDALA)」のダイジェスト・ムーヴィが公開。
平沢進 + 会人
24曼荼羅(不死MANDALA)
大阪・フェスティバルホール
●出演
平沢進
会人SSHO
会人TAZZ
ユージ・レルレ・カワグチ(#STDRUMS)/サポート・ドラムス
2021年4月28日(水)
https://youtu.be/bRFvgpV6U3s
2021年4月29日(木・祝)
https://youtu.be/rhmN5n-VxYs
平沢進 + 会人
平沢進 + 会人
twitterフォロワは24万人突破記念ライヴ
24曼荼羅(不死MANDALA)
大阪・フェスティバルホール
2021年4月29日(木・祝)18:00開演
https://www.festivalhall.jp/
●出演
平沢進
会人SSHO
会人TAZZ
ユージ・レルレ・カワグチ(#STDRUMS)/サポート・ドラムス
●配信サイト
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2107122&rlsCd=001
※4/29公演は5/6(木)23:59まで配信
●演奏曲目
01: TOWN-0 PHASE-5
02: 幽霊飛行機
03: 高貴な城
04: 空転G
05: 脳動説
06: 回路OFF回路ON
07: Gemini
08: スノーブラインド
09: MURAMASA
10: アヴァター・アローン
11: ロタティオン(LOTUS-2)
12: 遮眼大師
13: 排時光
14: オーロラ
15: Amputeeガーベラ
EN
16: Kingdom
17: Timelineの終わり(新曲/表記不明)
●特設サイト
https://www.susumuhirasawa.online/240000
https://susumuhirasawa.com/information/archives/1420
https://www.susumuhirasawa.online/attention2-24mandala
2日めも「いい鳴り」の無言大拍手で開演。
『救済の技法』ジャケットの「赤帯」をあしらった舞台美術に似つかわしく、初日は後半の起爆剤だったクアドラプル・ドラムの「TOWN-0 PHASE-5」からスタート。
2曲め「幽霊飛行機」で早くもレルレにビル・ブラッフォード(ブルーフォード)降臨。
続く「高貴な城」の3曲で本篇終了。あとは長い長いアンコール。
というのは言い過ぎだが、初日の緊張感に比べて楽日は目標達成が見えていたこともあり、余裕があったとは言える。
「オーロラ」で24万打達成するまでうっかり当初の目的(企画)を忘れるほどに充実した密度であった。
そういえば「第9曼荼羅」からの企画「打数カウント」って、スネアだけだったか。平沢進と会人2人はタムタムを叩いているが、これも打数カウントされてるのだろうか。
アルバム単位では『AURORA』までの曲しかバンド・スタイルでやってないので『Sim City』以降の曲に生ドラムが入るとそれだけで感動する。まったく卑怯な手だ。
レルレのドラミングは多彩で、曲によってマレットを使ったりと音色も豊か。
そういえば、上手会人(SSHO)はなぜか核P-MODEL曲でギターを弾きまくる見せ場があったけれども、下手会人(TAZZ)の影が薄かったのは残念である。「オーロラ」のキイボードは印象的だったけど。
新型レイザー・ハープの登場とか、いろいろあったけれども、そうしたことがどうでもよくなるほどに、とにかくこれまでのライヴでもっともプログレ度、ハード・ロック度の高い2日間であった。
かつて「ギター嫌い」を装っていた平沢進であるが、近年のライヴでは「ギター好き」を隠そうともせず弾きまくっている。
「会然TREK 2K20▲03」(2020年Zepp東京)スタイルでのライヴを大阪ではやっていなかったので「24曼荼羅」は大阪のみの公演となったのかもしれないが、シャッター通りとなった大阪へきた甲斐は充分にあった。
これが核P-MODELのライヴだったらどういう事態になっていたかと心配になる。
とか言いつつ、早くも Fuji Rock が気になっていたりする。
▲レルレにとって108打は楽勝か
平沢進 + 会人
twitterフォロワは24万人突破記念ライヴ
24曼荼羅(不死MANDALA)
大阪・フェスティバルホール
2021年4月28日(水)19:00開演
https://www.festivalhall.jp/
●出演
平沢進
会人SSHO
会人TAZZ
ユージ・レルレ・カワグチ(#STDRUMS)/サポート・ドラムス
●配信サイト
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2107122&rlsCd=001
※4/28公演は5/5(水)23:59まで配信
●演奏曲目
01: ロタティオン(LOTUS-2)
02: 論理空軍
03: 高貴な城
04: 回路OFF回路ON
05: 脳動説
06: Amputeeガーベラ
07.スノーブラインド
08: Gemini
09: MURAMASA
10: アヴァター・アローン
11: TOWN-0 PHASE-5
12: 排時光
13: 遮眼大師
14: オーロラ
15: 空転G
EN
16: Kingdom
17: Beacon ビーコン(新曲/表記不明)
●特設サイト
https://www.susumuhirasawa.online/240000
https://susumuhirasawa.com/information/archives/1420
https://www.susumuhirasawa.online/attention2-24mandala
フェスティバルホール(2代目)は噂に違わぬ音のよさ。
エンジニアリングのおかげもあるだろうし、後方中央という席のよさもあったとは思うが、音質・バランス・定位どれをとってもこれまでの平沢進のライヴでもっともよかった。
ユージ・レルレ・カワグチの入った平沢バンドは、もはやP-MODELと呼んでもいいのではないかというレヴェル。
いまだから言えるが、2019年にバトルスの前座で観た際には、どうにも噛み合っていないように感じて、どうしてドラマー呼んじゃったのかなくらいに思っていたのである。
しかしながら、2020年Zepp東京「会然TREK 2K20▲03」は、ほんとうに最高のパフォーマンスで、もう固定メンバーでいいじゃん、P-MODELでいいじゃんくらいに思っていたのである。
#STDRUMSとしてのアルバム『LOTUS ROOT』も買っちゃったくらいに。
さて、その意味で本日の白眉はやはり1曲めの「ロタティオン」と終盤の「TOWN-0 PHASE-5」だろう。
トリプル・ドラム・クリムゾンかと思わせる怒涛のクアドラプル・ドラム。
パット・マステロットばりのドンパン・ドラムス。
うっかり「太陽と戦慄 パートII」が始まりそうな盛り上がり。
勝手に「モビー・ディック Ver.」と名づけた「AURORA」では、ボンゾ降臨のドラム・ソロを聴かせる。
「打数を稼ぐ」という企画ライヴ故に派手めの曲ばかりかというとそんなことはなく、原曲はドラムレスの『現象の花の秘密』曲も多い。
「Amputeeガーベラ」「スノーブラインド」あたりは原曲を奪胎換骨した解体・再構築ぶり。
平沢進のヴォーカルも絶好調で、もっとも素晴らしかったのがアンコールの「Kingdom」であったという奇蹟。本篇はリハーサルだったのか。
無歓声に徹した観客のエネルギー発露は拍手。
文字通り「割れんばかりの拍手」というのを経験したのはこの日のアンコールが初めてだったかもしれない。
FUJIROCK FESTIVAL'21
苗場スキー場特設会場
WHITE STAGE 21:00〜22:30