平沢進 + 会人
twitterフォロワは24万人突破記念ライヴ
24曼荼羅(不死MANDALA)
大阪・フェスティバルホール
2021年4月28日(水)19:00開演
https://www.festivalhall.jp/
●出演
平沢進
会人SSHO
会人TAZZ
ユージ・レルレ・カワグチ(#STDRUMS)/サポート・ドラムス
●配信サイト
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2107122&rlsCd=001
※4/28公演は5/5(水)23:59まで配信
●演奏曲目
01: ロタティオン(LOTUS-2)
02: 論理空軍
03: 高貴な城
04: 回路OFF回路ON
05: 脳動説
06: Amputeeガーベラ
07.スノーブラインド
08: Gemini
09: MURAMASA
10: アヴァター・アローン
11: TOWN-0 PHASE-5
12: 排時光
13: 遮眼大師
14: オーロラ
15: 空転G
EN
16: Kingdom
17: Beacon ビーコン(新曲/表記不明)
●特設サイト
https://www.susumuhirasawa.online/240000
https://susumuhirasawa.com/information/archives/1420
https://www.susumuhirasawa.online/attention2-24mandala
フェスティバルホール(2代目)は噂に違わぬ音のよさ。
エンジニアリングのおかげもあるだろうし、後方中央という席のよさもあったとは思うが、音質・バランス・定位どれをとってもこれまでの平沢進のライヴでもっともよかった。
ユージ・レルレ・カワグチの入った平沢バンドは、もはやP-MODELと呼んでもいいのではないかというレヴェル。
いまだから言えるが、2019年にバトルスの前座で観た際には、どうにも噛み合っていないように感じて、どうしてドラマー呼んじゃったのかなくらいに思っていたのである。
しかしながら、2020年Zepp東京「会然TREK 2K20▲03」は、ほんとうに最高のパフォーマンスで、もう固定メンバーでいいじゃん、P-MODELでいいじゃんくらいに思っていたのである。
#STDRUMSとしてのアルバム『LOTUS ROOT』も買っちゃったくらいに。
さて、その意味で本日の白眉はやはり1曲めの「ロタティオン」と終盤の「TOWN-0 PHASE-5」だろう。
トリプル・ドラム・クリムゾンかと思わせる怒涛のクアドラプル・ドラム。
パット・マステロットばりのドンパン・ドラムス。
うっかり「太陽と戦慄 パートII」が始まりそうな盛り上がり。
勝手に「モビー・ディック Ver.」と名づけた「AURORA」では、ボンゾ降臨のドラム・ソロを聴かせる。
「打数を稼ぐ」という企画ライヴ故に派手めの曲ばかりかというとそんなことはなく、原曲はドラムレスの『現象の花の秘密』曲も多い。
「Amputeeガーベラ」「スノーブラインド」あたりは原曲を奪胎換骨した解体・再構築ぶり。
平沢進のヴォーカルも絶好調で、もっとも素晴らしかったのがアンコールの「Kingdom」であったという奇蹟。本篇はリハーサルだったのか。
無歓声に徹した観客のエネルギー発露は拍手。
文字通り「割れんばかりの拍手」というのを経験したのはこの日のアンコールが初めてだったかもしれない。
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