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Re: PHONON2550 楽日
投稿者: 高橋かしこ 投稿日時: 2007/3/6 20:17
平沢進2days[PHONON2550]は両日ともつつがなく終了いたしました。
両日とも完売なのですから、ほぼ同じ数の観客数のはずですが、
見た目には2日目のほうがやや多く感じました。
また、年齢層も若かった印象があります。
もちろん統計を取ったわけではないので、あくまで印象ですが。

それにしても、いつも感じることではありますが、
30年近いキャリアがありながらこれほど
リスナーが常に新陳代謝しているミュージシャンというのも
珍しいのではないでしょうか。
もっとも、新しいリスナーが増えている半面、
離れていってしまうリスナーもいるということですけど。
従来のリスナーが離れることなく、新しいリスナーが増え続けていたなら、
たぶん今ごろは東京ドームで公演していることでしょう(笑)。

某監督夫人(岩下志麻でも高橋恵子ではない)の友人は
「まさか平沢さんがこんな大きな会場でやり続けられるなんて
10年前には思いもよらなかった」と感慨深けでした。
80年代のP-MODELも知っている彼女は、
10年後の平沢像として下北沢のロフトあたりで
コアなファンに囲まれている姿を想像していたそうです。
吉祥寺・曼荼羅でプレイする遠藤賢司や遠藤ミチロウのイメージでしょうか。

2日目は、個人的には初日より大人しい感じがしたといいますか
初日のほうがノリがよくテンションが高かったように思ったのですが
やはり感じ方は人それぞれ。
終演後に楽屋でスタッフのみなさんと話したところ、
2日目のほうがよかったという人もけっこういて、
けっしてわたしの感想は多数派ではありませんでした。

また、インタラクティヴ・ライヴでもそうなのですが、
同じ曲データ(いわゆるオケ)を使っていながら、
ノリや疾走感といった曲についての「体感値」が違うというのも
面白い現象です。
これは平沢進のパフォーマンスの違いだけでなく、
やはり「場の力」によるところも大きいでしょう。

サウンド的な問題では、2日目は最初の5曲くらい、
ヴォーカルにモジュレータというがかかったようになっていましたが
あれは意図的なものではなく、システム・トラブルだったそうです。
その他の曲でもところどころメイン・ヴォーカルの音が小さかったり
といった不具合もあったりしたけど、
初日より慎重に歌っていたと言いますか(笑)
平沢進本人のパフォーマンス自体はよかったかな。
ただ、ギターは初日のほうがよかったし、
ミスを気にせず「前のめり」でプレイするほうが好みではあります。

と、とりとめのないことを書いてしまいましたが、
某誌で4C/2Pのライヴ・レポートを書くことになったので
そっちのほうは「とりとめ」があるようにしないと(笑)。
詳細はまたNEWSでお知らせいたします。